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2014年12月10日 陸上自衛隊広報センター訪問

2014年12月10日、ひょんなことから東京都練馬区と埼玉県朝霞市の間にある陸上自衛隊広報センターを訪れました。
ここには自衛隊の主力戦車や装備が多数展示されているんですが、今回は屋外展示の戦闘車両を主体に撮影してきました。

屋内展示のAH-1S

というわけで屋内の展示物が見渡せる二階から、AH-1Sを撮影……したんですが、ヘリコプターは詳しくないんです。

左奥には90式戦車が写ってますね。


AH-1Sと落下傘

上の写真の上の方に写ってた落下傘の全貌です。
間近で見る落下傘は大変大きく感じました。

なお、屋外展示室は左の窓の外です。


90式戦車

自衛隊の主力戦車その1、さっきの画像にも写ってた90式戦車です。
90式は何というか、北海道専用という雰囲気で、日本っぽさは薄めですね。


偵察用オートバイ

偵察用のオートバイ。バイクは詳しくないけど、調べた感じ川崎重工のKLX250というものらしいです。

なお、この展示には跨がることも出来る模様です。


2000ポンド普通爆弾(AN-M66A1)

なんとまあ、1976年に埼玉県で発見されたという、米国製の不発弾が。
太いしデカイです。これはさすがに恐ろしいですね。


UH-1H

そんなこんなでここからは屋外展示を紹介していきます。
いよいよ本題の戦闘車両・・・とその前に、UH-1Hというヘリコプターが展示されていましたので撮りました。
が、ヘリコプターは詳しくないので語ることはありません。
ただ、ローターの先端が見切れてるのは失敗ですね。


自走砲と誘導弾

やっと本題に入りました。写真はUH-1Hの右側に展示されている戦闘車両3台です。
この向かい側にはまた別の戦闘車両が6台あります。
その中でも特に目玉になるのは74式戦車と10式戦車ですから、それらが一番最後になるように、こちら側から紹介していきます。


75式自走155mmりゅう弾砲

見てくださいこの大口径砲!75式自走155mmりゅう弾砲です。
もう、見るからに強そうです。というか強い。
この砲を47km/hで運べるんだからすごいです。


74式自走105mmりゅう弾砲

先ほどの155mmは元々、全般支援用として開発されたんですが
この74式自走105mmりゅう弾砲は直接支援用、つまり主力火砲として開発されました。
……が、「主力火砲は155mmでしょ!」という時代になってしまい、制式化当時から性能不足だと言われてしまったそうです。
見た目で言うとSU-76的な雰囲気があって可愛いんですけどねー。


中距離多目的誘導弾

これは「すごい技術を使ってどんな目標にでも当たりに行くすごいミサイル」を、高機動車に載っけたものです。
見た目は地味な感じですが、価格は1台 4億円程度というから驚きです。価格からして高性能です。
ちなみに高機動車自体は約700万円弱だとか。安い。


94式水際地雷敷設装置

その名の通り、浅瀬に水際地雷を敷設する装置です。
水陸両用車で、この大きさにも関わらず16tしかありません。
本業は水際地雷の敷設ですが、3.11でも活躍したそうです。


87式自走高射機関砲

自走できる対空砲です。部隊内ではガンタンクと呼ばれているとかなんとか。スカイシューター?知らない子ですね。
35mm機関砲2門で弾幕を張ります。圧倒的です。
でも52両しか生産されてません。15億円を超える価格は高すぎたようです。


89式戦闘装甲車

戦車じゃありません。戦闘装甲車です。したがって10人乗れます
主砲は35mm機関砲ですが、砲塔の左右には79式対舟艇対戦車誘導弾発射装置もついてます。


96式装輪装甲車

いわゆる装甲兵員輸送車です。装輪式なので100km/h出せます
左の国旗の下側にはアラビア文字で「日本」と書いてあります。
ワイヤーカッターもついてますし、イラク派遣仕様に改造されたものっぽいですね。


74式戦車

自衛隊の主力戦車の一つ、74式戦車です。
避弾経始が考慮された砲塔形状と、長い105mm砲がなんともかっこいいですね。
私はどちらかと言うとWW2マニアなので、私の戦車の知識が通用するのはこの74式までになります。


74式戦車 前面

74式戦車を前面から見るとこんな感じ。
溶接跡から装甲厚がわかりますね。分厚くて強そうです。


74式戦車

二つ上の写真、映りはいいけど側面が見づらいので。

砲塔についてるでっかい四角い物体は赤外線兼白色投光器という暗視装置と投光器が一緒になった装置だそうです。


10式戦車

自衛隊最新鋭の主力戦車10式戦車です。
とにかく強い強いと言われていますが、実際に見てみると本当に強そうです。
120mmの主砲は滑腔砲なので74式では見えていたライフリングが見えませんね。


10式戦車 前面

10式戦車を前面から。やはり未来的でかっこいいです。
下のパネルには車両の名前や性能が書いてあるんですが、
74式が約38tで最高速度53km/hなのに対し、10式は43.3tで70km/hというのは本当にすごいことです。
未来的というかもはや未来です。


10式戦車 側面

これが最後の写真になります。
鉄オタ的に言うと公式側。10式戦車の左側面です。

今回は戦闘車両を主体に写真を貼りましたが、ここ、陸上自衛隊広報センターには車両だけではなく、自衛隊に関する様々な物品の展示があります。ミリタリーに興味がある方には断然おすすめのスポットですので、是非行ってみてください。